阪東妻三郎主演映画「王将」

阪東妻三郎映画「王将」DVD画像

白石市将棋普及指導員の小野です。

今回は将棋映画である「王将」(阪東妻三郎主演)を紹介しようと思います。

三度の飯より将棋好き、何度泣かせた女房に子供。
将棋の鬼・坂田三吉の半生を阪妻の名演で描く!

【あらすじ】
村田英雄の大ヒット曲で知られる実在の名棋士・坂田三吉。将棋の鬼として知られる彼の半生を阪東妻三郎の名演で描いた傑作。名匠・伊藤大輔が脚本を書き、自ら監督。ワンシーンとして疎かにしない見事な演出で、夫婦愛の情感があふれる阪妻戦後の代表作となった。明治の終わり頃、大阪は天王寺付近。将棋が何より大好きで、玄人顔負けの強さで知られた坂田三吉という男がいた。家族を省みず将棋に打ち込む夫に、妻・小春の苦労は絶えず、とうとう娘を連れて家出、心中を試みるが、長屋の仲間に助けられる。それを知った三吉はきっぱり将棋をやめる決意をするが、夫の将棋に対する尋常でない想いを感じ取った小春は、「どうせやるなら日本一の将棋指しになれ」と励ますのだった。

◆キャスト
坂田三吉:阪東妻三郎
小春:水戸光子
玉江:三條美紀
菊岡:小杉勇
関根八段:滝沢修

◆スタッフ
監督・脚本:伊藤大輔
原作:北条秀司
撮影:石本秀雄
音楽:西悟郎

1948年公開
本編93分

・オープニング
・将棋極道
・小春の苦悩
・三吉の執念
・質入れ
・夫唱婦随
・菊岡の援助
・禁断の一手
・玉江の涙
・将棋盤との対話
・16年分の想い
・最愛の妻

明治39年大阪が舞台。クラシックなモノクロの映画で、奥さんのために大好きな将棋をやめようか葛藤するシーンがある。
坂田三吉が個性的な人物像として描かれている。涙あり笑いありの良い映画だと思います。将棋指導に升田幸三の名前があった。
主演の阪東妻三郎は古畑任三郎もとい田村正和氏のお父さんである。
阪田流向かい飛車戦法の阪田とは阪田三吉のことらしい。

お気に入りセリフ

「将棋道楽はええ加減にしてちょっとは働いてもらいたいなぁ」
『道楽ちゃうで将棋極道いうんやで』

「あの大人こどもみたいな人」

「女房子供にひもじい目さすようなこと金輪際しやせん。そのかわり将棋も命がけじゃ」

「日本一の将棋指しになってほしい」


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