将棋クエストのレートについて

白石市将棋普及指導員の小野です。
将棋クエストのレート(レーティング)システムについて、初心者の方がまず知っておくべきポイントと、段位への換算の目安を分かりやすくまとめました。
1.レートの仕組み(基本ルール)
将棋クエストは、チェスなどでも使われる「イロ・レーティング(ELO)」をベースにしています。
初期値と表示:内部的なスタート値は1500点ですが、画面上の表示は1000点から始まります。
「仮レート」期間:最初の40局までは「仮レート」扱いです。勝敗に関わらず、1局ごとに表面上のレートに約12.5点が加算され、40局(12.5点×40=500点)かけて内部レートと一致するように設計されています。
注意:そのため、始めたばかりの頃は「負けてもレートが上がる」という不思議な現象が起こりますが、これは表示上の調整によるものです。
変動幅:対局数が多いほど1試合の変動幅は小さくなり、安定していきます。また、格上に勝てば大きく上がり、格下に負けると大きく下がります。
2.レートと段位の目安(換算表)
将棋クエストのレートは、他のアプリ(将棋ウォーズなど)に比べて「少し厳しめ(低めに出やすい)」と言われることが多いです。
初心者:1000未満…ルールを覚えたての状態
5級~2級:1200~1400…基本的な手筋や囲いを知っている
1級~初段:1500~1700…一般的なアマチュア中級者レベル
二段~三段:1700~1900…県代表クラスの入り口、アマ有段者
四段~五段:2000~2200…全国大会レベルの強豪
六段以上:2300~ …元奨励会員やトップアマ、プロ級
3.将棋クエストのレートの特徴
デフレ傾向:将棋ウォーズなどに比べると、同じ段位でもクエストの方が高い実力を求められる傾向にあります。例えば、将棋ウォーズで初段の人でもクエストでは1500(1級~初段)付近で停滞することがよくあります。
ソフト指しへの厳しさ:運営による監視が比較的強く、不自然な強さのプレイヤーはレートが反映されなくなったり、アカウント停止(通称:島流し)になったりすることがあります。
「将棋クエスト」は、初心者から上級者まで幅広い層に愛されている完全無料の将棋対局アプリです。シンプルでサクサク動く操作感が特徴で、特に「短時間の対局」を楽しみたい方に非常に人気があります。
将棋クエストの主な特徴
完全無料・指し放題:スタミナ制限や対局制限が一切ありません。好きなだけ対局を楽しめます。
多彩な対局モード:2分切れ負け…超高速対局。一瞬の判断力が試されます。5分切れ負け…最もポピュラーなモード。10分切れ負け…じっくり考えたい方向け。ついたて将棋…相手の駒が見えない特殊ルールも遊べます。
初心者への配慮:独自のレーティングシステムにより、自分と同じくらいの強さの人とすぐにマッチングします。また、負けても段位が下がりにくい仕組みがあるため、心理的なハードルが低いです。
解析機能:対局後すぐにAIによる解析が見られるため、どこが悪かったのかをその場で振り返ることができます。
こんな人におすすめ:とにかくタダでたくさん指したい人、派手な演出よりも、シンプルで動作が軽いアプリを好む人、スキマ時間に1局2~5分でパッと遊びたい人。
「まずは1局、自分の実力を試してみたい」ということであれば、インストールしてすぐに実戦を始められますよ。
