将棋の終盤力を身につけるには

白石市将棋普及指導員の小野です。
将棋は終盤の力で勝敗が決まることが多いため、序盤・中盤でリードしていても、終盤で逆転負けすることもあります。終盤力を鍛えることが、安定して勝つための鍵となります。そんなわけで、終盤力を身につけるにはどうしたらいいのか、今回はAI先生に質問してみました。
質問「将棋の終盤力を身につけるには」
AI先生の回答
将棋の終盤力を身につけるには、詰将棋を解いて「詰みの形」と「手筋」を習得し、「玉を隅や端に追い込む」「守りの駒を剥がす」「攻め駒を増やす」といった基本原則を意識して、実戦で「速度」と「詰み」を最優先に考えることが重要です。特に、簡単な詰将棋を数多く解いて実戦形に慣れ、自分の玉の安全も確認しながら、相手玉を詰ませる「攻め」を優先する訓練を積むと効果的です。
終盤力向上のための具体的な方法
詰将棋の実践(最重要)
実戦形を解く:創作詰将棋だけでなく、実戦でよく出る形(例:『将棋・詰みの基本手筋』など)を解き、「詰みそう」「詰まなそう」という感覚を養います。
簡単なものから:3手詰、5手詰など、簡単な問題を大量に解いて詰みの手筋を体に叩き込みます(例:『5手詰ハンドブック』)。
速度計算:相手玉の詰めろと自玉の安全を同時に読み切る「速度計算」の訓練を簡単な局面から始めます。
終盤の考え方と原則
「詰み」を最優先:駒得よりスピードを意識し、相手玉を詰ませることだけを考えるシンプルな思考に徹します。
玉を寄せる:相手玉を「隅」「下段」「端」に追い込み、攻め駒で挟み撃ちにする「シバリ」を狙います。(格言:「玉は下段に落とせ」)。
守り駒を剥がす:相手の金や銀などの守りの要の駒を剥がし、玉の逃げ道をなくします。攻め駒を増やし、守り駒を減らすことを意識します。
王手は空振り注意:王手ばかりでなく、確実に詰みにつながる一手(王手への応手も読む)を指します。
実践と心構え
「絶対負けない」気持ちで:厳しい実戦を数多くこなし、負けたら終わりという気持ちで、粘り強く読む訓練をします。
攻めを優先:守りよりも、まず鋭い攻めを優先します。受けは攻めが分かってから身につく高度な技術です。
「ゼット・ロケット・ヘルメット」:攻めの技術を向上させるための独自のキーワード(呪文)を覚え、勝率アップを目指します。(例:『これだけで勝てる将棋終盤のコツ』)。
これらの訓練を積み重ねることで、終盤の逆転負けを減らし、勝利の喜びを増やせるでしょう。
さらに詳しく聞いてみました。
将棋の終盤力を身につけるには、「詰みの形を覚える」「寄せのパターンを習得する」「速度計算(攻め合い)の感覚を磨く」の3点が重要です。
2026年現在、効率的に上達するためのステップを紹介します。
1.詰将棋で「詰みの形」を脳に刻む
終盤力の基礎は、最短手順で王を詰ます能力です。
1手詰・3手詰の反復:難しい問題ではなく、基本的な詰みを一目でわかるまで繰り返します。
実践詰将棋:駒の配置が実践に近い問題集(日本将棋連盟の詰将棋ページなど)を解くと、より効果的です。
2.「寄せ」と「必至」の手筋を学ぶ
詰みまでいかなくとも、相手を逃げられなくする「必至(ひっし)」の概念が勝率を左右します。
必至問題集:金銀の腹からの攻めや、退路を断つ手筋を学びます。
寄せの基本:「玉は包むように寄せよ」「端攻め」といった格言通りの手筋を、将棋情報局の書籍などの解説本でパターン化して覚えます。
3.「速度計算」の感覚を養う
「自分の勝ちが1手早いか、相手が1手早いか」を見極める能力です。
カウントの習慣:「あと何手で自分の玉が詰むか(受け身)」「あと何手で相手を詰ませられるか(攻め)」を常に数える練習をします。
AI解析の活用:将棋ウォーズなどの対局後、解析機能を使って「どの瞬間が逆転の分岐点だったか」を数値で確認するのが2026年現在の主流です。
4.おすすめの学習ツール
アプリ:将棋の詰将棋図鑑や「ぴよ将棋」の検討モードが便利です。
YouTube:プロ棋士や強豪アマによる「終盤の考え方」解説動画を視聴し、プロの「読みの順序」を模倣します。
まずは「毎日5分の詰将棋」を習慣にすることから始めてください。
将棋で終盤が重要なのは、最終的な勝敗を決定づける局面であり、序中盤の優劣を結果に結びつける「勝ち切る力」が求められるためです。序盤・中盤の駒得よりも「速度」や「詰み」の計算が最優先となり、相手玉を寄せ切るための「詰めろ」や「必死」の読み、玉の安全確保(「受け」)といった要素が勝敗を分けます。初心者は「1手詰」「3手詰」といった簡単な詰将棋を繰り返し解くことで、終盤の感覚を養うのが上達の近道です。
