早指し将棋上達の秘訣

早指し将棋上達の秘訣

白石市将棋普及指導員の小野です。

早指し(はやざし)は、持ち時間が非常に短い将棋の対局形式、または一手あたりの着手が早いことを指します。将棋ウォーズや将棋クエストで勝ち上がっていくには、読みの力に加えて早指し力も必要になってきます。そんなわけで、将棋の早指し力を身につけるにはどうしたらいいのか、今回はAI先生に質問してみました。

質問「将棋の早指しが強くなるには」

AI先生の回答

将棋の早指し(切れ負けや秒読み)で勝てるようになるには、じっくりと考える力とは別に「反射神経」と「直感の精度」を鍛える必要があります。限られた時間で最善に近い手を指し続けるためのポイントを整理しました。

1.「詰将棋」と「必至問題」をタイムアタックで解く

早指しでは、終盤で読みを入れる時間はありません。形を見た瞬間に「詰み」や「受けなし」が見える状態にする必要があります。

1手・3手詰を大量にこなす:難しい5手詰を1問解くより、簡単な問題を1秒で解く練習を繰り返してください。

「寄せ」のパターン化:腹銀、一間龍、尻金など、勝負を決める形を「知識」として脳に叩き込みます。

2.得意戦法を一つに絞る(固定化)

序盤・中盤で時間を使わないことが最大の武器になります。

研究範囲を広げすぎない:「この形になれば、次はここ」というルーチンを20手~30手目まで作っておきましょう。

相手の奇襲への対応:早指しではハメ手や奇襲が飛んできがちです。それらへの対策だけは事前に済ませ、ノータイムで返せるようにしておきます。

3.「次の一手」問題で直感(大局観)を磨く

早指しで最も重要なのは「第一感」の精度です。

手筋の習得:「叩きの歩」「焦点の歩」などの部分的な手筋を覚えると、考えなくても手が動くようになります。

プロの棋譜並べ:プロが早指し棋戦(NHK杯など)でどう時間をやりくりし、どう「妥協」しているかを見るのも勉強になります。

4.実戦での「時間管理」テクニック

技術と同じくらい大切なのが、時計の使い道です。

序盤:1秒も使わずに指し、終盤のために貯金を作る。

中盤:迷ったら「一番堅い手」か「一番攻めてる手」を選ぶ。中途半端な手は時間を食う原因。

終盤:相手に考えさせるために、あえてノータイムで指してプレッシャーをかける。

ピンチ:駒をぶつけて局面を複雑にする。相手のミスを誘う。

5.メンタル面:ミスを即座に忘れる

早指しにはミスは付き物です。一度の失着でパニックになり、そのまま時間を使い果たしたり、連続してミスを重ねたりするのが一番の負けパターンです。「間違えてからが勝負」という開き直りが、逆転勝ちを生みます。

まずは「1手詰・3手詰を毎日10問、1問3秒以内で解く」ことから始めてみるのはいかがでしょうか?

居飛車党の場合はどうするか、さらに詳しく聞いてみました。

居飛車党が早指しで勝ち切るためには、「形勢の安定感」と「攻めのスピード感」のバランスが鍵になります。振り飛車に比べて覚える変化が多い分、知識がそのまま時短に直結します。居飛車特有の攻略ポイントをまとめました。

1.「定跡のテンプレート化」で貯金を作る

居飛車は対抗形(対振り飛車)でも相居飛車でも、序盤の分岐が非常に多いです。

対振り飛車:「エルモ囲い」や「左美濃」など、手数がかからず、かつ硬い囲いを主軸にしましょう。穴熊は強力ですが、早指しだと完成前に攻め込まれた際、パニックになりやすく時間を消費します。

相居飛車:相掛かりや角換わりは変化が激しいため、自分が一番自信のある「一つの形」に誘導する手順を徹底的に丸暗記してください。

2.「攻めの継続性」を重視する

早指しでは、一度攻勢に回った方が圧倒的に有利です。守る側は「正解の応手」を常に求められ、時間を削られるからです。

駒の交換を恐れない:居飛車は飛車・角・銀・桂が前線に出やすいのが利点。積極的に交換を持ちかけ、持ち駒を増やすことで、終盤の「叩きの歩」や「端攻め」の選択肢を増やしましょう。

「とりあえず端歩」を控える:時間がない時、つい端歩を突いて時間を稼ぎたくなりますが、居飛車の急戦ではその一手が命取りになることも。「攻めが切れない手順」を体に覚えさせることが重要です。

3.居飛車党のための時間管理術

居飛車特有の局面に応じた時間の使い分けです。

さばきあい(中盤):ここが一番の考えどころ。「飛車を成れるか、詰まされるか」の分岐点だけは30秒~1分ほど使ってでも確認する。

対振り飛車の終盤:相手の美濃囲いに対して「コビン攻め(斜めからの攻め)」や「端攻め」のパターンをノータイムで繰り出す。

受けに回った時:完璧な受けを目指すと時間切れになります。「相手に駒を渡さない」よりも「玉の逃げ道を広げる」手を優先して指す。

4.おすすめの練習法

「次の一手」を居飛車に絞る:特に「対美濃囲い」「対穴熊」の崩し方をパターンとして覚えましょう。

切れ負けルールでの実戦:居飛車は中盤の攻防が長いので、5分切れ負けなどの短い時間設定で「いかに効率よく攻めるか」を体に叩き込むのが効果的です。

居飛車は覚えることが多くて大変な分、知識が血肉になれば早指しでも圧倒的なキレを発揮できる戦法です。日々の詰将棋と、お気に入りの戦法の「必勝パターン」を武器に、ぜひ勝利を積み重ねてくださいね。


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