将棋映画「王将」
白石市将棋普及指導員の小野です。
今回は将棋映画である「王将」(三国連太郎主演)を紹介しようと思います。
駒を指す手に闘志が燃える、女房小春の愛に泣く。
将棋一手に一生賭けた王将一代!!
【あらすじ】
時は明治40年。大阪・天王寺の裏長屋に住む草履作り職人・坂田三吉は、無学文盲、字は将棋の駒くらいしか読めないが、素人将棋大会では必ず優勝する天才的棋力の持ち主。しかし大会に出場する費用を捻出するために、女房・小春の一張羅の着物を売り飛ばしたりするので、一人娘を抱え、日雇い仕事で辛うじて家計を支える小春の心労は計り知れない。そんなある日、玄人との対抗将棋大会に出場し、有段者を次々と負かしていく三吉に、職業棋士の話が持ち上がる。申出を受ける三吉に最初は戸惑う小春だったが、将棋しか取り得のない夫がプロとして大成するならば、苦労を共にしようと決意するのだった。それから十年後、関西に敵はなく七段となった三吉は、全日本の王座を賭けて関東の覇者関村八段に挑戦。五番勝負は2勝2敗を以て、遂に運命の第5局に突入する。名匠・伊藤大輔監督の演出のもと、主演・三国連太郎の名演が光る、北条秀司原作「王将」三度目の映画化。天才棋士・坂田三吉の波瀾と奇行に満ちた半生、女房・小春が死を迎えるまでの15年間が、村田英雄の空前のヒット曲とともにドラマチックに甦る。
◆キャスト
坂田三吉:三國連太郎
小春(三吉の妻):淡島千景
玉枝(三吉の長女):三田佳子
玉枝(少女時代)、ナレーション:岡田由紀子
関根名人:平幹二朗
宮田(三吉の後援者):殿山泰司
西村(三吉の後援会長):花澤徳衛
毛利(三吉の弟子):千葉真一
田河:河合絃司
松井:杉義一
中浜:岡野耕作
金杉 菅原通済
大倉(三吉を後援する毎朝新聞の記者):神田隆
小崎:香川良介
柘植:岡部正純
新蔵(三吉の天王寺の長屋仲間のうどん屋):谷晃
お幸:赤木春恵
古着屋:相馬剛三
女中:不忍郷子
木田:滝沢昭
小夜:谷本小代子
榊原(三吉の弟子):村田英雄
◆スタッフ
監督:伊藤大輔
原作:北条秀司
脚色:伊藤大輔
企画:亀田耕司 、 吉野誠一
撮影:藤井静
音楽:伊福部昭
美術:進藤誠吾
編集:長沢嘉樹
録音:加瀬寿士
スチル:加藤光男
照明:桑名史郎
将棋指導:升田幸三
助監督:佐藤純彌
主題歌 『王将』作詞:西條八十、作曲:船村徹、歌唱:村田英雄
1962年公開
本編92分
以前このブログでも紹介した阪東妻三郎主演映画「王将」と同じ監督が、役者を変えて作った同じ内容の映画。ストーリーはほぼ一緒、セリフも同じところがありますし、若干違うところもあります。見比べてみるのもおもしろいかも。
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